“ブンヤ”に憧れて
2008.11.15(土)
仕事・職業を描く映画に惹かれます。どんな職業でも自分の境遇に当てはめて、しがないサラリーマンとしての日々に活路を見出そうとするのです。侘しくもありますが、まあ楽しくもあります。
“刑事(デカ)もの”はもはやサスペンス映画の代名詞なので別格として、私を熱くする仕事映画の頂は“新聞記者(ブンヤ)もの”。『黒い潮』『大統領の陰謀』から『ゾディアック』まで、(実際は知りませんが)汗と紫煙にまみれた喧騒と真実を求める正義感、そして“締め切り”のサスペンスに胸を躍らされ、「よし、俺も頑張るぞ」と(一瞬)やる気を与えてくれるのです。佐藤忠男氏が、新聞記者ものには「記者同志、あるいは社内での上下の身分関係を超越した乱暴な口を利くという描き方の伝統」があると書いていましたが、まさしくそこに清々しさにも似た魅力と憧れを感じる私には、今の仕事を見つめ直す時間が必要なのでしょうか。
そんな新聞記者ものの新定番となったのが『クライマーズ・ハイ』。日航機墜落事故直後の地元新聞記者たちを描き就寝前に読んだが最後、本当に朝までカッカしながら読んでしまったあの原作の映画化です。映画での主な舞台も新聞社。原田眞人監督は編集局フロアにいる約50人全てに趣味やあだ名を設定し、いわゆるエキストラは使わずにプロの役者を配しました。各セクションのリサーチをして講習を受けた彼らの動きは圧倒的にリアルで、最近の邦画では珍しい奥行きのある画面を堪能できます。その上での主要キャストの怒号と駆け引きは当然かなりのブンヤ度となっており(実際は知りませんが)、まだまだプロ根性の据わっていない私にも熱い想いが(一瞬)湧き上がってくるのです。
http://www.shin-bungeiza.com
“刑事(デカ)もの”はもはやサスペンス映画の代名詞なので別格として、私を熱くする仕事映画の頂は“新聞記者(ブンヤ)もの”。『黒い潮』『大統領の陰謀』から『ゾディアック』まで、(実際は知りませんが)汗と紫煙にまみれた喧騒と真実を求める正義感、そして“締め切り”のサスペンスに胸を躍らされ、「よし、俺も頑張るぞ」と(一瞬)やる気を与えてくれるのです。佐藤忠男氏が、新聞記者ものには「記者同志、あるいは社内での上下の身分関係を超越した乱暴な口を利くという描き方の伝統」があると書いていましたが、まさしくそこに清々しさにも似た魅力と憧れを感じる私には、今の仕事を見つめ直す時間が必要なのでしょうか。
そんな新聞記者ものの新定番となったのが『クライマーズ・ハイ』。日航機墜落事故直後の地元新聞記者たちを描き就寝前に読んだが最後、本当に朝までカッカしながら読んでしまったあの原作の映画化です。映画での主な舞台も新聞社。原田眞人監督は編集局フロアにいる約50人全てに趣味やあだ名を設定し、いわゆるエキストラは使わずにプロの役者を配しました。各セクションのリサーチをして講習を受けた彼らの動きは圧倒的にリアルで、最近の邦画では珍しい奥行きのある画面を堪能できます。その上での主要キャストの怒号と駆け引きは当然かなりのブンヤ度となっており(実際は知りませんが)、まだまだプロ根性の据わっていない私にも熱い想いが(一瞬)湧き上がってくるのです。
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